Home > 診療支援部門 > 中央リハビリテーション部

中央リハビリテーション部

概要

 リハビリテーション医療は、急性期・回復期・維持期(生活期)といった機能分化がより鮮明になり、患者・家族が地域の中で切れ目無く良質なサービスを受けられるようになっております。リハビリ対象疾患も高齢化やがんサバイバーの増加などで、より広範囲で複雑化してきています。
 中央リハビリテーション部も、開院当初からの運動器疾患や脳血管疾患に加え、内部障害やがん患者へのリハビリテーションが劇的に増加しています。

リハビリ新患数の推移

体制

 中央リハビリテーション部は理学療法士16名、作業療法士7名、言語聴覚士3名の計26名の体制で日々の診療を行っています。


特色

特色① 急性期リハビリテーション


※患者さんより掲載許可をいただいております。

 入院、発症早期からのリハビリの提供で、早期の機能回復はもとより、患者ニーズの把握・不安軽減にも努めています。また、高齢化に伴い、複数の疾患や障害を持つ方も多くなっており(例:パーキンソン病で神経内科通院中の方ががんで内科入院、大腿骨頸部骨折で整形入院の方が肺炎発症等)、複数の診療科にまたがる疾患・障害に対しても患者さんをトータルでみるという総合病院のリハビリならではの対応を行っています。
高齢者の死因の上位を占める肺炎の増加については摂食嚥下訓練、呼吸器、運動器リハ等で予防、回復に努めています。


特色② がんのリハビリテーション

 当院では、リハビリ実施患者の約4割をがん患者が占めており、がん患者へのリハビリテーションを積極的に行っています。また、厚生労働省が定めるがんのリハビリテーション研修を修了した職員は、理学療法士13名、作業療法士7名、言語聴覚士3名になります。
 がんのリハビリテーションは、がんの各治療法(化学・手術・放射線治療等)による直接的・間接的影響やリスクに配慮しながら、その人らしい生活を行ってもらうための援助の過程です。廃用予防や心理的効果は勿論、がんそのものによる障害治療や合併症予防回復など予防的~緩和的な段階まで広く対応しています。
 更に今後は、職場復帰や治療と就労の両立支援についてもお役に立ちたいと考えています。


特色③ 整形外科外来でのリハビリ提供


※患者さんより掲載許可をいただいております。

 整形外科に1名理学療法士が常駐し、診察室から直結したリハビリテーションを提供しています。変形性膝関節症の保存療法や肩・膝痛・腰痛の対応、エクササイズやテーピング指導など多様のサービスを提供しています。