令和7年度
釧路労災病院 初期臨床研修プログラム
釧路労災病院 初期臨床研修プログラム
プログラムの目標と特色
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目標
医師として、プライマリケアに対処しうる第一線の臨床医、あるいは高度の専門医のいずれを目指すにも必要不可欠な初期診療に関する基本的な知識、技能及び医師に必要な基本的態度、判断力の修得を目的とする。一般的初年度臨床研修目標は以下のとおりである。
1) すべての臨床医に求められる初期診療の基本的臨床能力を身につける。
イ バイタルサインを正しく把握し、生命維持に必要な初期の処置を的確に行うことが
できる。
ロ 初期診療に必要な最小限の情報収集ができ、迅速に検査、治療計画を立て
指示し、かつ実施する。
2) 頻度の高い疾患や外傷の診断と治療ができる。
3) 救急の初期治療ができる。
4) 適切なタイミングで、他科及び上級医にコンサルテーション紹介できる。
5) チーム医療をよく理解し、他の医師及び医療メンバーと協調できる。
6) 医療情報、診療内容を正しく記録でき、正確に他に伝達できる。
7) 保険診療や医療に関する法令を遵守できる。
8) 患者及びその家族との信頼関係を醸成できる。
9) 疾患の予防、健康管理、リハビリテーションについて理解し、基本的医療計画が
できる。
10) 末期患者を全人的に理解し、身体症状の管理のみでなく、社会的、宗教的などの
側面にも対処できる。
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特色
1) 研修医の ローテーション内容に関しては、必修及び選択必修を軸としてこれに各研修医の自主性を重んじた選択プログラムを作成している。
2) 研修医教育の一環として、原則毎月で「 臨床研修総合講座 」を開催し、医師としての基礎教育を行っている。また、「臨床研修総合講座」を開催しない3月はCPCを開催している。
3) 勤労者医療
研修を行う釧路労災病院は、被災労働者の早期職場復帰及び勤労者の健康確保という労働政策の推進に寄与するため、労災疾病に関する予防から治療、リハビリテーション、職場復帰に至る一貫した高度・専門的医療及び職場における勤労者の健康確保のための活動(勤労者医療)において中核的役割を担っている。
勤労者医療に関する研修として、
イ 勤労者医療総合センター業務
検診業務及び地域医療の実践、生活習慣病対策に参画、過労死予防対策の研修
ロ 産業保健科
有害業務従事者特殊健診の実践、「働く女性のための外来」への参画
ハ 産業保健推進センター
産業保健推進センター業務の見学及び研修
二 産業医活動
産業医の倫理の理解、関連部署との連携、職場巡視の体験、
労働災害・職務上疾病・労災保険についての理解、救急処置の理解と実践
以上についても積極的に行う。
プログラム責任者
釧路労災病院副院長: 宮城島 拓人
副プログラム責任者
釧路労災病院副院長: 放生 憲博
研修実施施設
独立行政法人労働者健康安全機構 釧路労災病院
研修協力病院及び施設
- 総合病院 釧路赤十字病院(釧路市新栄町21-14)
研修内容 小児科 産婦人科 他受入が可能な診療科 - 北海道釧路保健所(釧路市花園町8番6号)
研修内容 保健・医療行政 - 町立中標津病院(標津郡中標津町西10条南9丁目)
研修内容 地域医療 - 町立厚岸病院(厚岸郡厚岸町字住の江町3番地)
研修内容 地域医療 - 市立釧路総合病院(釧路市春湖台1番12号)
研修内容 精神科、小児科、産婦人科、他受入が可能な診療科 - 旭川医科大学(旭川市緑が丘東2条1-1-1)
研修内容 選択科目で受入が可能な診療科
プログラムに参加する指導医
プログラムに参加する指導医 をご覧下さい。
管理運営体制
- 釧路労災病院臨床研修委員会がプログラムの管理・運営を行う。
- 釧路労災病院臨床研修委員会は、プログラム及びその評価について検討し決定する。
- このプログラムの最終責任者は、釧路労災病院長であり、研修終了認定は病院長が行う。
募集定員、応募及び選考方法
- 募集予定人数
4人 (基幹型で募集する数) - 募集資格
令和7年3月 医師免許取得予定者 - 試験日
随時
病院見学
病院見学については、随時、受け付けております。
- 連絡先
担当者 釧路労災病院 総務課長 住 所 北海道釧路市中園町13番23号 電 話 0154-22-7191(代) FAX 0154-25-7308 メ-ル soumukatyou@kushiroh.johas.go.jp
教育課程
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研修期間
1) 1年次
内科、 神経内科、 外科、 救急部門(麻酔科) を必修とする。
期間は、内科24週、神経内科4週、外科4週、自由選択科目(外科系)8週、救急部門(うち麻酔科4週)12週である。
なお、内科及び外科において一般外来の並行研修を行う。(4週以上)
2) 2年次
保健・医療行政、地域医療、 精神科、 小児科、 産婦人科 を必修とする。必修科目の期間は、保健・医療行政1週以上、精神科4週、小児科4週、産婦人科4週、地域医療4週(一般外来及び在宅診療の並行研修含む)である。
選択科目期間(35週)は、自由に選択科目を選んで研修する。選択可能科目は、 内科、 神経内科、 外科、 麻酔科、 整形外科、 脳神経外科、 泌尿器科、 眼科、 耳鼻咽喉科、 リハビリテーション科、 放射線科 である。また、釧路赤十字病院の小児科、産婦人科、精神科の3科目についても選択できる。産婦人科、精神科、 皮膚科 の3科目は市立釧路総合病院でも選択できる。35週間1つの科目を研修することも可能であるし、2科目以上を組み合わせて研修することも可能である。希望があれば、釧路赤十字病院、市立釧路総合病院等での研修(4週単位)も可能である。例えば、釧路赤十字病院での内科(糖尿病・膠原病)、市立釧路総合病院での心臓血管内科・救急科・呼吸器内科である。
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研修内容と到達目標
研修内容は、各診療科別プログラムに記されているとおりである。それぞれのプログラムに従って研修する。
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研修医の勤務時間
8:15~17:00を原則とする。ただし、受け持ち患者の状態あるいは救急患者の受け入れなどのために、上記勤務時間以外に診療に当たることは、しばしばある。
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教育に関する行事
プログラムに記されているとおり、所属診療科の行事に出席することとする。
さらに、院内で開催される研修会、講演会などにも出席することとする。
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指導体制
釧路労災病院臨床研修プログラムの指導医は、「プログラムに参加する指導医」のとおりである。その専門分野ごとに1対1で指導を受けることを原則とする。
研修医評価
各研修診療科では、研修期間中随時研修医に自己評価を行わせる。指導医は随時当該自己評価結果を点検し、研修医の到達目標を援助する。
また、研修終了時点で研修委員会は研修結果及び問題点について検討する。
※臨床研修評価システム(EPOS)が導入された場合は、EPOCによる評価のみを行う
プログラム終了の認定
当院管理型の臨床研修を終了したと認められる医師に対し、病院長は臨床研修委員会の報告に基づいて、臨床研修修了証書を交付する。
プログラム終了後のコース
大学から派遣される研修医(協力型)は、それぞれの大学のプログラムに従って研修を続ける。当院独自の後期臨床研修(3年次以後の課程)を計画している。
研修医の処遇
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身分
釧路労災病院研修医(嘱託職員)
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研修手当
1) 1年次支給額(税込)
500,000円/月 賞与/無し(一時金有り)
各種手当(通勤手当、住居手当、扶養手当、寒冷地手当等)
宿日直手当21,000円/回(実働時間外を別途支給 月2回程度)
2) 2年次支給額(税込)
550,000円/月 賞与/無し(一時金有り)
各種手当(通勤手当、住居手当、扶養手当、寒冷地手当等)
宿日直手当21,000円/回(実働時間外を別途支給 月2回程度)
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研修医当直
月1回、輪番日に当直業務を行う。
当直体制:当直医 1名 (輪番日3名)
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休日
週休2日制、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)、健康と福祉の事業創立記念日
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休暇
年次有給休暇、夏期休暇等
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宿舎
有り(有料:月額 約9,000円(水道代・共用費込み))
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研修医の病院内の部屋
医局内に個別に机を設置
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社会保険・労働保険
1) 公的医療保険:組合健康保険
2) 公的年金保険:厚生年金、確定給付企業年金
3) 労働者災害補償保険法の適用:有り
4) 雇用保険:有り
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健康管理
健康診断(年2回)
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食事
朝・昼・夕の3食について、院内の職員食堂(医局食堂)が利用可(有料)
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医師賠償責任保険の扱い
病院自体の加入:有り
個人加入:任意(時代の流れから個人としても加入されることをお勧めします)
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学会・研究会への参加費用支給
有り
資料等請求先
〒085-8533
北海道釧路市中園町13番23号
釧路労災病院 総務課長
電 話 0154-22-7191(代)
FAX 0154-25-7308
メ-ル soumukatyou@kushiroh.johas.go.jp