Home > 《れぽふる》(緩和ケア病棟)のご案内

《れぽふる》(緩和ケア病棟)のご案内

令和4年4月、釧路・根室医療圏に、
がんに伴う心身のつらさに対して専門的な
緩和ケアを提供する施設(緩和ケア病棟)
が誕生します
私達はこの病棟に《れぽふる》という愛称をつけました

《れぽふる》とは

釧路・根室管内の高校生・看護専門学校生を対象に緩和ケア病棟の愛称を公募し、職員投票で選びました。フランス語のrepos(安らぎ、休憩)をfullに提供しよう、ひらがなで表現することで優しさを感じ、より暖かい看護を受けられるイメージに、と提案理由にありました。

緩和ケアとは

重い病を抱える患者やその家族一人一人の身体や心などの様々なつらさをやわらげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケア

市民に向けた緩和ケアの説明文(2014年5月3日日本緩和医療学会)

緩和ケア病棟とは

緩和ケア病棟は、緩和ケアに特化した病棟です。
がんを治すことを目標にした治療(手術、薬物療法、放射線治療など)ではなく、がんの進行などに伴う体や心のつらさに対する専門的な緩和ケアを受けます。
緩和ケア病棟は、一般病棟と異なり、できる限り日常生活に近い暮らしができるように作られた病棟で、共用のキッチンなどが設けられています。
また、茶話会や季節のイベントなどが催されることが多く、家族などの親しい人とともにイベントを楽しむことができます。
入院での緩和ケアにより体や心のつらさが和らいだら、退院し自宅に帰ることもできます。

参考 国立がん研究センターがん情報サービスHP

《れぽふる》の使命・理念・基本方針

《れぽふる》の使命

釧路・根室地域のがん緩和ケアの先駆けとして、がん患者や家族らと真摯に向き合い、心身のつらさの軽減に全力で取り組み、この地域に緩和ケアの文化を広めます。

《れぽふる》の理念

つらさは最小に よろこびは最大に

《れぽふる》の基本方針

  1. 多職種が連携して質の高い緩和ケアを追求し、日々の活動で実践します。
  2. がん終末期患者にとどまらず、地域の幅広いがん患者・家族らに対して緩和ケアを提供します。
  3. 療養の方針や生活のあり方について患者・家族らの意向を尊重します。
  4. 患者の尊厳が保たれ、また、患者・家族らが今の境遇を受け入れ、穏やかな時間を過ごせるよう精一杯の取り組みをします。
  5. 患者・家族らに温かく接し、心を通わせ、さまざまな課題にともに取り組む関係づくりに努めます。
  6. 地域の医療機関等と連携することにより地域の緩和ケア水準の向上を図り、患者・家族らが望む場所で療養することを支援します。

《れぽふる》フロアの概要

フロアマップ

ボタンをクリックすると360°ビューがご覧いただけます。

《れぽふる》フロアの概要

  • 設置場所 釧路労災病院4階西病棟
  • 病床数  33床(特別室1、その他個室12、多床室6)
  • 談話スペース
  • キッチンスペース

新型コロナウイルス対策 に力をいれました

  • 全病室熱交換型換気扇の設置による換気回数の確保(1時間に6回)
  • オンライン面会のためのWiFi・タブレット端末整備
  • 感染防止に配慮した面会スペースの設置

有料個室について

  • 特別室
    1室(9,900円/日)
    広さ:約28.9㎡
    室内設備:シャワールーム、トイレ、洗面台、テレビ(無料)、IH調理器、電子レンジ、冷凍冷蔵庫、デスク、チェア、ソファ(ベッド)、テーブル、クローゼット、セーフティボックス、無料Wi-Fi

  • 有料個室(大)
    4室(5,500円/日)
    広さ:約28.6㎡~30.4㎡
    室内設備:トイレ、洗面台、テレビ(無料)、冷凍冷蔵庫、デスク、チェア、ソファ(ベッド)、テーブル、クローゼット、セーフティボックス、小上がり、無料Wi-Fi

《れぽふる》の取り組み

※新型コロナウイルス感染流行時には各種制限があります

こんな場合にご利用になれます

  • がん患者の症状緩和が難しく、状態立て直しのため一時入院が必要
  • 自宅でがん患者を介護している家族らの休養等のため、患者の一時入院が必要
  • がん患者の自宅療養が難しく、最期の時間を病院で過ごすことが必要

症状緩和を第一に

  • 体のつらさ(痛み、息苦しさ、吐き気、だるさなど)や気持ちのつらさの治療とケアを積極的に行ないます
  • がんに対する積極治療(手術、抗腫瘍薬投与など)は原則としておこないません
  • いわゆる延命処置や、症状緩和につながらない検査等はおこないません

普段の生活を少しでも

  • 個室には全室専用トイレを設けました
  • 家族らの面会時間に制限はありません ソファベッドなども用意してあり、宿泊もできます
    付き添いに疲れたら、談話スペースや家族控室などでお休みください
  • 家族用のキッチンスペースを設け、手料理などを作れるようにしました
    お酒の持ち込みなども大丈夫です

患者・家族らのお仕事も支援します

  • 病棟にはWiFiを整備してあります
  • 就労支援会議室を設け、パソコンや通信機器の利用もできます
  • 退院後の就労などの相談も行ないます

チームワークで

  • 多職種スタッフが常に情報共有し、釧路ろうさい病院ならではのチーム医療を行ないます
労災緩和ケア内科集合

《れぽふる》のお問い合わせ先

地域医療連携総合センターへまずはお電話ください

TEL0154-22-7191
受付時間平日 8:15~17:00
連絡先 〒085-8533
釧路市中園町13-23
釧路ろうさい病院 地域医療連携総合センター
医療ソーシャルワーカー まで